代襲相続の体験談

遺産相続の問題で最も多いのは、どこまでの人が遺産相続人なのかがよくわからないといったケースです。今回は兄弟がすでに他界している場合のDさんの遺産相続体験談をご紹介しましょう。Dさんには3つ上の兄がいましたが、兄はすでに5年前に他界しています。その兄には妻と2人の子供がいました。つまりDさんにとっては甥っ子と姪っ子にあたります。1ヶ月前にDさんの父親が心筋梗塞によって亡くなりました。遺産相続を行う際には、遺産相続人である母親とDさんで話し合いを行った時に、Dさんの兄の子供にも遺産相続権利があるのかどうかが気になったのです。そこで弁護士事務所を訪れて遺産相続人についての説明を受けました。今回のケースでは遺産相続人であるDさんのお兄さんがすでに亡くなっているケースになります。この場合お兄さんの代わりとして、Dさんの兄の子供である甥っ子と姪っ子の2人が相続人になるのです。兄弟がすでに他界していて、相続問題が起こるというケースは少なくありません。この場合現在生きている子供だけが親の相続人になれるのでは?と勘違いする人が非常に多いのですが、これは間違いです。甥っ子や姪っ子もれっきとした遺産相続人にあるのです。本来相続人であるDさんのお兄さんは先に亡くなってしまっているので、その子供である甥っ子や姪っ子がDさんおお兄さんに変わって遺産相続人となるのです。これを代襲相続と呼んでいます。代襲相続とは遺産相続の1つの制度であり、本来相続人になる人が相続を開始する前に他界してしまっている場合に、その子供や孫などが相続人になることができる制度になります。つまり今回のDさんのケースでは、父親の遺産を相続できるのはDさんの母親、Dさん、Dさんの甥っ子、姪っ子の4人にあるということになります。法定相続分に関しては、母親が2分の1、Dさんが4分の1、Dさんの甥っ子、姪っ子がそれぞれ8分の1ずつになります。また甥っ子や姪っ子が未成年の場合には、親権者のDさんの兄嫁が法定代理人として協議することになるでしょう。もしも甥っ子や姪っ子が遺産相続を放棄するといった場合には、始めから相続人でなかったとなされます。相続を放棄したからといって、その下の代である孫に代襲相続するということはないのです。代襲相続は亡くなった時だけに発生する相続制度と言えるでしょう。相続が発生した時には、まず相続人の判定を行いまうす。相続人の判定が間違ってしまうと、遺産分割などの手続きがおかしくなってしまいますので、慎重に行わなければなりません。